おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

南国の植物がやってきた

英国全土のロックダウンを経て、警戒地域としてロックダウン継続を言い渡されたブリストル村でしたが、徐々に落ち着きを取り戻しているようです。

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実はこのロックダウンに突入して数週間、顔が半分痺れるようになりました。痺れるとはいえ、きちんと普通に動きますし、酷くなったら病院へ行こうと思い様子を見ていました。約2週間経ち、悪化も改善もしないため、病院に予約の電話をしました。

電話に出た女性が様子を見てくださいと言うので、もう2週間様子を見ましたと伝えるとドクターが電話に出ました。2週間ほど前から症状が出たと言うと、すぐに病院に来るように言われ、2時間後の予約を入れてくれました。

様々なチェックを終えて、脳に異常のある兆候は見られないが、呂律が回らなくなる事や手足が自由に動かなくなるような事があれば救急車を呼んでもいいから病院へ行くようにと言われました。

 

ロックダウンでストレスを抱える人が増えているようで、おかっぱもストレス性のものの可能性が高いとの事でした。確かにこの所スッキリしない天気が続き、なんとなく元気が出ないような気はします。

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午後4時になると暗い英国の冬。今後の見通しもよくわからないままですし、顔の痺れがストレスのせいならば、家の中を明るく楽しくするしかありません。

そんな理由で部屋の中で園芸を嗜むことにしました。

 

相方も休日なのにどこにも行けないと不満をもらしていたのでガーデンセンターに行こうと誘い、車を出してもらいました。ガーデンセンターは入口付近のほとんどがクリスマスツリーで埋め尽くされ、クリスマスらしい植物がそこらじゅうに置かれていました。

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そんなクリスマス一色の売り場でおかっぱの目についたのはカラテアという南国の植物でした。事前のインターネット検索で初心者向きではない、難易度がやや高めの植物と書いてあるのを見かけたので、しばらく悩み、育てかたをよく調べてから考え直す事にしました。

小さい植物を2つとテラコッタの鉢を買い自宅へ戻り、テラコッタの鉢に落描きをしてカバーにしました。

 

しばらくカラテアの育てかたをインターネットで検索し、カラテア愛好家のYouTubeを見たりしていましたが、どうも忘れられません。

 

わずか数日後にやっぱりあのカラテアが忘れられない!と再び相方を連れ出し、ガーデンセンターへ向かったのでした。忘れられないカラテアは全て出払ってしまい、同じ種類の巨大な鉢が残っていました。半分にして別の鉢に詰めて貰えないのかと相方が言い始めました。

スーパーのお惣菜を買うイメージのようです。

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結局、カラテアではなく別の難易度の高いイメージのある植物を買い帰ろうとしたところ、帰り道に小さな園芸店に寄って帰ろうと相方が言いました。

その園芸店には同じ種類のカラテアはなかったものの別の種類が何種類もあり、その中のひとつを買って帰る事にしました。園芸店のおばちゃんはカラテアは難しい植物だから頑張ってねと励ましてくれました。

 

かくして我が家にやってきた植物たち。いざ育てかたをきちんと調べても天候のいい国のやり方はあまり参考になりません。日照時間と相談して独自の路線を模索することになりそうです。暗い英国の冬を戦い抜くためには植物にもそこそこの試練が待ち受けていることでしょう。

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植物の観察と世話という新しい日課ができ、英国の空とは反対にやや明るい気持ちになったおかっぱです。

 

英国のインドア植物もインドア生活もちょっとしたサバイバルかな…。

 

へば、まんず!

(秋田弁: それではこの辺で!)