おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

拡大する森

英国も一番日照時間の短かった冬至の日から考えると随分明るくなったような気がします。既に1日に1時間以上の日照時間は増えたと思います。

夕方5時近くなってもほんのり明るいので、そろそろ我が家の南国の植物たちも厳しい冬を越したのだろうか…とホッとしていました。

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ブリストルマリーナ付近

 

しかし、英国の冬は簡単には終わってくれません。おかっぱの生まれ故郷、秋田と比べたら全く大したことの無い雪ですが、今年はブリストル村は雪の当たり年のようです。元旦から数えて2回雪が積もり、数時間雪が降った日は1日ありました。

 

2月に入ったら植物たちに徐々に春に向かう準備を施そうと思っていたのにこの寒さではまだ不安が残ります。とは言え、冷え込む日でさえ室内の温度は暖房なしでも16度以下になることはなく、そこまで冷えるのはおかっぱが寝てから3-4時間後、数時間だけです。植物たちも極寒の冬を耐えているという程ではないと願いたいところです。

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公園に咲くスノードロップ

ここ数週間、相方は何か欲しいものはないのかとおかっぱにしつこく聞くので、おかっぱの欲しい植物リストはどんどん増え続けていました。しかし、植物も一期一会で欲しいからとすぐに買えるものでもありません。英国のロックダウンも手伝って、遠くへ植物を買うという理由で出かけることも出来ません。

 

ところが、相方はロックダウン中も通常通り働いていてその上お金を使う場所もないものですから、外食などでお金を使わなくなった分、買い物をしようと趣味の品々を買い集めて居たようでした。そこで自分だけ買い物をするのも都合が悪いと感じたようで、おかっぱをブリストル村内の植物が売っている可能性のある店へと次々に連れて行ってくれていたのでした。

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その甲斐あってか、おかっぱはリストに書いてある植物を無事に何鉢か買い込み、相方は晴れて趣味の品々を堂々とオンライン通販で買うことができました。自分で稼いだお金なのでそんなにおかっぱに気を遣うのも変な話ですが、そのおかげでおかっぱの森は充実し、相方も自分だけという罪悪感もなくなったようでした。

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おかっぱの森

おかっぱは、カラテアという植物を初めて見てから気になって気になって仕方がなく、一鉢我が家に連れてきたのは昨年の12月2日のことでした。

 

それから約2ヶ月。

我が家にはカラテアとそれに近い種類の植物が合わせて5鉢やって来ました。

このカラテアという植物、自然にこのような柄があっていいのか!と思うほど葉の柄が美しいのです。まるで絵画でも見ているような美しさです。

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一鉢我が家に来てから調子も悪くなく、そこそこ元気そうなので調子に乗った園芸素人おかっぱは、次々と新しい森のメンバーと称して連れ帰ったのでした。このカラテアという植物は夜になると葉を畳み込み、まるで寝ているような生き物感があります。昼間は葉を広げているので裏側はあまり良く見えませんが、夜になると葉の裏側が表側を向く感じです。

 

まるでリバーシブルの美しい包装紙のようです…。

(もっといい表現がありそうですが、おかっぱの乏しい言語能力ではこれが限界…。)

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なぜ、これらの植物がこのような柄になったのか…。おかっぱは1人でしばしば想像(妄想)の旅へ出かけます。このカラテアという植物は、動物が誤って食べても害はないと言われている植物ですが、おかっぱが犬や猫ならまるで作り物のようで食べ物とは認識しないかもしれません。もしかしたら食べられるのを防ぐためでしょうか。。。

虫には好かれるという噂ですが…。

そんな想像をしていると気分はまるでアマゾンの森の中にでもいるようです。

 

我が家の森が無事に厳しい英国の冬を乗り越える(予定)まであと2ヶ月くらいでしょうか。

頑張れ…。

 

へば、まんず!

(秋田弁:それでは、この辺で!)