おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

あわてる申告者

英国は確定申告の締切が迫っています。

英国で初めての確定申告をしました。

パブでパートをしている分にはパート先で税金等を引かれた金額を支払われるのですが、他にしている仕事の分の申告をしなくてはなりません。2019年の4月6日から2020年の4月5日分です。

締切は1月31日です。

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こんなにギリギリに終わらせるのもいかがなものかと思うのですが、英国の一度目のロックダウン以前に働いていた職場のオーナーに支払われた金額を確認したいと依頼し、催促をしていました。

一応自分でとってある記録と照らし合わせて確認したかったのです。ロックダウンがなければ行って無理やり確認を迫ったところですが、このロックダウンで閉まっていますし、個人宅に上がり込むのも禁止されています。

何度催促しても一向に送ってくれる気配がないため、仕方なく手元の自分の記録のみで申告を済ませました。

 

申告のフォームがオンライン上にあり、基本的には質問に答えて金額を入力するだけです(間違えていなければ…)。おかっぱはパート先のパブから出されるP60という書類の情報も入力します。

P60とは課税年度内に支払われた所得総額と納税額が記載された書類ですが、おかっぱのパート先は給与明細など全てオンラインのシステム上にあり、P60もそこからダウンロードします。P60がない場合はP45という離職証明書が必要なようです。

 

全ての入力が終わり、完了すると支払い額が表示され、その金額を納税することになります。支払い過ぎた税金は戻ってきます。

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日本ではオンラインで申告しようとMacを推奨の環境に合わせるためにOSをダウングレードしたのですが、結局よくわからないところもあったので申告用紙を持って商工会議所に相談しに行って申告用紙に記入し、申告を終えました。

OSを元に戻すという謎の作業を増やしただけでオンライン申告への挑戦はあっけなく終わったのでした。

 

英国のオンライン申告の環境はMacでも全く問題がなさそうで、読み慣れない単語が時々現れる事だけが問題でした。それも申告を既に終えた友人に相談しどうにか切り抜け、控えをパソコンにダウンロードして保存し、完了のEメールが英国の国税庁HMRCから届きました。

 

業種によっても違うのでしょうけれど、複雑な計算はなく無事(と願う)に終了しました。

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英語の能力も経理の知識も乏しい外国人おかっぱが何もミスなく終わらせられたとしたらこれは画期的なシステムなのではないかと思います。

 

確認を催促したその職場のオーナーは人柄は良いのですが支払いも何度も催促しないとされないので、支払い日をとっくに過ぎていたのですが、英国がロックダウン下に置かれる数日前にロックダウンの予感がしたおかっぱは、その場で計算をさせて無理やり支払いを済ませてもらいました。

 

以前もおかっぱの技術証明書を壁に掛けると言うので渡したらその後一切掛けられる気配がなく、おかっぱも使う用事があったため一度返して欲しいと言ったらどこにあるか探すから待ってくれと言うではありませんか。そのまま紛失されては困るのでコピーを渡すのでそれを掛けてくれと言い、急いで探させて原本を引き取りました。

 

おかっぱに言われたくはないでしょうが、手のかかるオーナーです。個人経営で組織化していない職場とはこんなものなのでしょうか…。

 

今後は金銭のやり取りの場面ではその場で自分でインボイスを作り無理やりでも確認用の記録も控えることと、証明書は原本ではなくコピーを渡すことを心に誓ったのでした。おかっぱが相方やイギリス人の友人たちに「平和ボケ」と言われる部分はこういうところなのでしょう。

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ギリギリまで引っ張ったもののなんとか申告を終え、アンタ間違えてたわよ!と連絡が来ないことを祈るのみです。

 

へば、まんず!

(秋田弁: それでは、この辺で!)