おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

ロックダウンベイビーズ

英国全土のロックダウンも2度目となり、良くも悪くも人々はこの状況に慣れてきました。良くなったと思われる点は、人々の衛生管理能力が上がったということでしょう。我が家の相方は何を隠そう掃除の鬼です。元々掃除は好きそうですが、磨きがかかりました。

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このパンデミックの騒ぎが始まってからというもの、相方は家中を薄めたブリーチで拭き始め、買ってきたものも全て洗ったり拭いたりして所定の場所に収納するようになりました。

一時はこんなに毎回拭くのはもううんざりと口にしていましたが、最早すっかり慣れて拭かずに収納するのは気持ちが悪いと思うくらいになったようです。外から帰ると手を洗い、ブリーチ薄め液を使ってそこらじゅう掃除して回ります。そんなに拭いたら手すりなんかすり減るのではあるまいか…と心配になるほどです。

 

ロックダウンは予定通りにいけばもうじき終わる予定ですが、ブリストル村の感染者は以前と比べて増えたようで、Tire 3という一番警戒レベルの高い場所に指定される可能性もあるようです。

そうなれば、英国のロックダウンは解除されても実質ロックダウンと変わりがない日常になりそうです。

 

前回のロックダウンが緩和された直後に貰ったアロエは新しい葉が出て随分成長しました。

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このアロエは日当たりの良い場所に置くとどうも気に入らないらしく、元の場所に戻してくれと言わんばかりに顔色が悪くなります。初めは突然日当たりがいい場所に移動したため、葉やけでもしたかと思ったのですが、どうもそういうわけでもなさそうです。何度か試したのですが、元の場所に戻すとまた綺麗な緑に戻りました。余計なお世話だったようです。

 

今度のロックダウンは天候もいまいち優れない日が多く、室内で育てる植物がもう少しあってもいいな…などと思い、以前から育ててみたかった柚子の苗を買うことにしました。

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柚子と言えば、実がつくまでに18年とよく聞きますが、品種によってはもっと早いものもあるようです。秋田村ではこういった柑橘類の木は見たことがなく、以前からどんな木なのか育てて見てみたいと思っていたのでした。

今回のパンデミックの騒動で閉じ込められがちなことも手伝って、人生は短い!そうだ!柚子を育てよう!!と思い立ったのでありました。そもそも実がつくことは期待していないのですが、早く買わないと死ぬ前に実が採れない!と、わずかばかりの期待を胸にオンラインで購入することにしました。

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数日後、小さな箱が我が家の郵便受けに投函され、それを開けると貼り付け状態の柚子の苗と感動的なご対面…。

前回のロックダウンから育てているレモンと並べると前回のロックダウンからいかに時間が経過したのかを物語っているようで何とも言い難い気持ちではあります。

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英国は暗い冬に突入する時期ではありますが、すくすくと育って欲しいものです。

少し前にレモンはハダニにつかれていると判明し、駆除したのですが、柚子も葉の感じがなんとなくレモンと似ているので同じような虫の襲来を受けそうです。

レモンはそろそろ虫の駆除の遅れも許してくれたようで、新しい葉を出す勢いがついてきました。寒いのになかなか元気です。

 

我が家の掃除の鬼が鉢の断捨離を求めてくるほど大きくなりそうな予感がします。

 

植物も掃除の鬼もロックダウンがなければこんなに育つことはなかったでしょう…。

この状況でも精一杯肯定的に見ると色々と出てくるものですね。

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ロックダウンベイビーズ、ロックダウンが終わってもみんな元気に頑張るんだぞ〜!

 

へば、まんず!

(秋田弁: それでは、この辺で!)