おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

大きなお世話

室内園芸の初心者であるおかっぱが連れてきた各種植物たち…。おかっぱが初心者であるために既に様々な余計な世話を焼かれてきました。

 

まず、ガーデンセンターで入手してきた小さな鉢2つですが、ヒポエステスポルカドットとワイヤープランツと信じていました。ワイヤープランツ(仮)の鉢には品種の表示がなく、これはワイヤープランツかと店員に聞いたらそうだと言われ、ワイヤープランツと思って扱っていました。

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しかし、ペペロミアペッパースポットなのではないかという疑惑が…。ワイヤープランツならば水がたくさん必要で日当たりの良い場所が好きなようですが、ペペロミアは乾燥が好きで明るい日陰が好きな植物のようですから、全く違うことをしていたことになります。ワイヤープランツと信じて多少夜は冷えるであろう日当たり重視のアリーナ席を用意したのでした。

 

園芸素人はやることが残酷です。

 

しかし、意外と元気に育っていて冬の英国の日当たりなんて大した日当たりじゃないと証明するつもりのようです。

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その後同じ日に我が家に来たカラテアとアジアンタム。以前から育てているレモンにハダニが発生した際に撃退すべく様々な方法を試し、既に居なくなったように見えたもののニームオイルを希釈したものを塗布し、その後も定期的に与えています。ニームオイルによってハダニとの終戦を遂げたような気持ちです。ですから予防目的で我が家にやってきたら他の植物にも与えようと思っていたのです。

 

これがいけなかった…。

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カラテアはツヤツヤになり、悪くはなさそうですがアジアンタムは一瞬にして水を弾かなくなりました。アジアンタムの葉が水を弾かないとは明らかにおかしいと思い、原因は何か調べることにしました。すると、触ると調子をくずすと言う愛好家がいるではありませんか…。

どうやら手についた油がアジアンタムの薄い葉に付着するとそれによって葉が傷むのだそう。手の油でも傷むのに浴びせたのですから酷いとしか言い様がありません。

 

我ながら絶句です。

 

その後、予想通り葉が若干茶色くなっていき、カサカサと言わないまでも見るも無惨な姿に…。春から夏の気候の良い時期であれば傷んだ葉を全てカットして仕立て直すという選択肢があるようですが、この時期どれほど生長するのか園芸素人には未知の世界です。多少でも緑があれば光合成するであろうと酷い傷みの部分のみ切り落として様子を見ることにしました。

根元を見ると新しい葉が出てきています。まるで山菜の生える森のようです。

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アジアンタムは湿度が必要なので霧吹きをかけなくてはならないと言う愛好家が多いのに対して、霧吹きなどしなくても良いと言う愛好家もいて素人は完全に路頭に迷いました。

初めの数日は霧吹きをかけたものの新芽か開かずに枯れていくため思い切って霧吹きを中止しました。初めにかけたオイルの影響なのかまたは水加減がお気に召さないのか…不明です。思えば来てすぐに水をたっぷり与えたものの、その際土が水を弾くほどカラカラに乾燥していました。もしかしたら来る前に水が足りなかったのかも知れませんし、それも不明です。

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霧吹きを中止して数日、スタンバイしていた新芽が徐々に枯れることなく開き始めました。

我が家では霧吹き、不採用です。

 

こうなると元気そうではあるものの南国の植物カラテアもこれで合っているのか…と心配になります。水道水は与えてはいけないと聞いたので濾過した水を温めて与えましたが気温や湿度が気になります。

湿度温度計を購入しました。

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さらには濾過した水でも心配だと庭に桶を置いて雨水を集める始末。

 

おかっぱに子供はいませんが、植物でもこんな調子ですから子供がいたら過保護すぎる親になっていたのでしょう…。もちろん子育てには植物どころではない大変な事がたくさんあるのでしょうけれど…。

 

そんなことを思いながら植物を眺めるともう放っておいてくれ!と叫びが聞こえてくるような気がします。

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©️Nanashinookappa

 

へば、まんず!

(秋田弁:それではこの辺で!)