おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

もしもゾンビになったら

目の健康とは大切なものです。目だけではなくどんな健康も大切なのですが、仕事で目を使うのと趣味も目を使う事が多く、目にはわりと気をつけて生活をしていると思うのですが…。

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数日前、何かが目に入ったような感覚があり、鏡を駆使してまぶたの中をくまなくチェックしましたが何も見つからず、何とも言えない違和感を感じたままでした。気休めに手持ちの疲れ目に使う目薬を使用し、相方にも何かが目に入っている気がするのだけれど、見つからなくて窮屈だし、痛みもあるなどとブツブツと言いながら眠りにつきました。

朝起きても全く回復しておらず、むしろ前日よりも違和感は増し、痛みも酷くなりました。相方に話しかけると目が真っ赤だと大袈裟に驚かれました。

 

おかっぱは昔、目の感染症にかかった事があります。かなり感染力の高い流行り目のようでした。おかっぱが感染する数日間に目が痛いと言う人が身近におり、感染症のような気がしたのでかなり用心して、手を洗ったりしましたが時すでに遅し。おそらくそれを聞いた時にはおかっぱも既に感染していたのだと思います。

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その感染症、最初は片目に何となく違和感を感じ、しばらくすると何とも言えない痛みに見舞われました。これはまずいと眼科に駆け込み、点眼薬をすぐに処方してもらいました。しかし、その眼科医も最初は弱い薬を出したのでしょう。明くる日にはさらに悪化し、とうとう片目が見えなくなりました。さらに、その見えない目ときたら光を感じると強烈な痛みを感じるというおまけ付きでした。

片目が見えなくなり、じきにもう片側も見えなくなる予感がしてその前に何とかしようと眼科に駆け込み、多めに薬を貰ってきました。そこからは目が見えない不便以外にも光が当たる場所にいると強烈な痛みを感じるものですから、カーテンを締め切って部屋に閉じこもり、明かりはつけずに痛みに耐えるという日々が続きました。目が完全に見えないのはおそらく1週間にも満たなかったと思いますが、まるで数年間暗闇にいたような時間の長さでした。原因となった人も、完全に同じ目にあったようです。目が見えなくなってからはメッセージなどは送れませんし、電話もかけることが出来ません。かかってきても出るのもやっとです。料理もできませんし外出もできませんからストックしてある何かを食べるしかありませんでした。

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そんな昔の記憶が蘇り、非常事態が起こる前になんとかしないと…と相方に薬局に連れて行ってもらいました。薬剤師さんに前日に使用した点眼薬を見せて状況を説明していると薬剤師さんがそれは同僚の薬剤師さんの方が得意だと同僚を呼んで来ました。同僚に引き連れられ深刻そうな面持ちでやってきた薬剤師さんに相方が「妻は今朝から目が赤くなって、ゾンビになるところみたいなんです!」と一言。

薬剤師さんはくだらない冗談に大笑いしながら奥さんがゾンビになったらあなたも危ないからね!と軽快に返答し、目に何か入って擦れて傷がついて炎症が起こったのかもね!と炎症を抑える目薬を出してきました。念の為5日間は続けるようにと説明をされました。

 

相方は、おかっぱがロックダウンの間にゾンビ映画を何本か観ていたのを思い出したのでしょう。ゾンビに噛まれたわけでもないのにゾンビ化するとはなかなか新しいタイプだな…と相方の冗談に少し感心しながら目薬の使用を始めました。

 

目が健康で普通に見えるという事は、幸せな事ですね…。

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しかし、もしおかっぱがここにとんでもない事を書き始めたらそれはおかっぱではなくゾンビかも知れませんので念の為。その際はご容赦頂ければと思います。

…なんてね。

 

へば、まんず!

(秋田弁: それでは、この辺で!)