おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

ゾンビの試験

目が真っ赤になってゾンビになるかと思われたおかっぱでしたが、ゾンビの採用試験に不合格になったのか、目に若干違和感は残るもののまた元通りに戻りました。

ゾンビに噛まれた憶えも、ゾンビのエキスを浴びた憶えもないのにゾンビになるとは最近のゾンビは凄いな…と思っていましたが、ゾンビに採用試験があるとはゾンビも狭き門になったものです。

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…というのは冗談としても、ロックダウン中にゾンビ映画を観ながら、ゾンビ映画にこのパンデミックを生き延びる為の秘密が隠されていると真剣に思っていたおかっぱです。

実は昔はゾンビ映画はB級パニック映画と思っていました。しかし、笑いあり、考えさせられる哲学があり、時には恋愛もあり、今までの常識が覆される事件があり、ゾンビ映画をB級映画と侮っていた昔の自分に手紙でも出したい位です。

 

ゾンビ映画を観るうちにグロテスクなゾンビもなかなか愛嬌があって可愛らしく思えてきていたのですが、そんな風貌のゾンビは近頃はあまりお見かけしないクラシックなゾンビと思います。クラシックに戻ると、墓場からはい出てくるゾンビ達、そのゾンビに噛まれてどんどん増えるゾンビ達というのがお決まりのパターンだったように思います。ゾンビに噛まれた友人を見てパニックになって駆け寄り、自分も噛まれるという場面もよく見かけます。

ゾンビに噛まれたけれど異変が起こらず、大丈夫かと思って人の集まるところに行って最悪のタイミングでゾンビに変異して全員を巻き込む等もゾンビ映画によくあるパターンかと思います。

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B級映画と思いながらもなぜかゾンビ映画を度々思い出しては観ていたおかっぱは、隠れゾンビ映画ファンなのでしょう。

ある頃からゾンビは全力疾走するようになり、これはゾンビの革命だと思ったものです…。死者が生き返るタイプのゾンビ映画ではありませんが、映画「28日後」の走るゾンビには、そう来たか!とかなりの衝撃を受けました。

インターネットやSNSのウイルスが感染源となってゾンビになったり、人間が絶滅した未来を描いたものやゾンビをペットにする映画などいつの頃からかゾンビ(ゾンビ映画)にも多様性が出てきた気がします。

 

最近一部だけ観たゾンビのドラマは、殺人事件の被害者(死体)の脳を食べると被害者の記憶が宿る新種のゾンビで、ゾンビが様々な事件を解決するという新しい展開でした。ゾンビになると自分の意思や感覚は失われ、ゾンビの本能に従うというかつてのゾンビのイメージはもう古いんだなぁ…としみじみ思いました。

 

しかし、ゾンビの映像作品で必ずと言っていいほど描かれているのは、人々の心に宿る恐怖です。戦うべきはゾンビよりも先に恐怖心や自分自身だったりするのです。人間が絶滅した未来を描いた映画では孤独との戦いもありました。

人々が冷静になっていたら起こり得ないような最悪の事態が起こるのはゾンビ映画のお約束と言える気がします。

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今回、このパンデミックでこれ程世界中が震撼させられるとは思ってもいませんでした。でも、よく考えてみるとウイルスはゾンビのように走ってきて噛み付いたり、脳みそをくれと要求する事もありません。そう思うと、まずはその恐怖に立ち向かい、パニックに陥ることのないように冷静に対処するという「自分との戦い」がパンデミックの時代を生きるための鍵になるような気がします。ウイルスを責めても他人を責めても事態が改善されることはなさそうですから…。

 

ゾンビの魅力を表現し切れた気がしませんが、おそらくこれが採用試験不合格の理由でしょう…。

 

へば、まんず!

(秋田弁: それでは、この辺で!)