パブ再開
昨日、7月4日土曜日。
英国全土でパブの営業が許可されました。おかっぱと相方はパブは一体どうなっているのか見に行くことにしました。実はおかっぱがここ数日、妙にソワソワして落ち着かず、口癖のように大丈夫かな…と言っているために実際に「大丈夫な様子」を見てみたら良いという相方発案の「パブに行く口実」なのですが…。
英国のパブごはん
まずはバスに乗って街へ行こうと近くのバス停まで行きました。バスが近づいてくると行先が表示される部分にSorry Not in service FULLと表示されていてバスの運転手がこちらに向かってもう乗れないよとジェスチャーで知らせます。外からバスの中を見ると席がだいぶ空いているようですが、社会的距離を保つためにはこれ以上は乗れないであろう人数が乗っていました。
仕方なく、さらに10分待って次のバスに乗ろうとしたらそれも満席です。
相方は、仕事にバスで行く人はどうするんだ!一生職場に辿り着けないじゃないか!と独り言を言い、それを宥めながら徒歩圏内のパブへ向かいました。
歩いて10分ほどの距離です。
再開初日のパブ
パブに到着すると入口のドアは閉められ、呼び鈴を鳴らして入れと書いてあります。中に入ると既に1人中で待っていて受付として用意されたテーブルがあり、パブの従業員が立っていました。一人一人名前と電話番号を聞いてノートに書いています。受付が終わると置かれている殺菌ジェルで手指消毒をするように言われ、注意書きが書かれた紙を渡されます。そのパブは子供の入店は禁止したようで、注文はテーブルでするように書かれています。
おかっぱがアルバイトをするパブはカウンターでも注文出来るようにアクリル板をレジの付近に設置しました。テーブルに運ぶスタッフはマスクかバイザーの着用が義務付けられ、客のいるテーブルの隣に離して置いてあるテーブルにサーブするというルールが新たに決まりました。
我々が行ったパブは子供の入店を禁止したためか、もう少し緩いルールで個人の責任に任せるというスタンスのようでした。いざ中に入るとおかっぱがアルバイトをするパブの年配の常連客が数人いて久しぶりの再会に大興奮です。それでもキッチリと1メートルプラスという距離は保たれていました。久しぶりに聞く常連客のブリストルアクセントにおかっぱも大喜び。
再開初日のパブ
常連客はいつも通りにフットボール(サッカー)の話を延々とし続け、テレビで放送されているブリストルCity FC(ブリストルのサッカーチーム)のプレイに一喜一憂していました。
まだ距離感はキッチリ保たれているのでいつも通りとはいきませんが、かなり普段に近い光景です。常連客は普段からおかっぱのパブとこのパブ、さらに他の近所のパブを順番にハシゴしているようでした。今日は来ないのかと思っていると食事のラストオーダーが終わってから来ることもあったのは、これが理由でした。まるでパブのパトロールのようです。
月曜日はおかっぱのパブにも行くよと再びパトロール場所が増えるのを楽しみにしているようでした。
英国のパブごはん
おかっぱはとりあえず数人の常連客の無事を確認して不安が少し軽減されました。その後も数件のパブを見に行きました。お店によって程度の違いはありましたが、チェーン店は特に厳しいルールが設定されているお店が多い印象でした。
明日は月曜日です。今日は全ての営業準備を終え、シュミレーションを行いました。
明日は既に予約でいっぱいのようです。どうなる事やら…。
へば、まんず!
(秋田弁:それでは、また!)