おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

今後の見通し

今日のニュースで首相から英国のCovid 19の対策は次の段階へと移行すると発表されました。パブは7月4日に再開される見通しという連絡を受けていましたが、正式な発表によってついに始動する事が可能になりました。

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ウエストンスーパーメアのパブ 2019年春

この発表により営業を許可された事業は、パブ、レストラン、ホテル、休暇のためのアパート、キャンプ場、別荘地、シアター、音楽ホール、参加者が30人以内の結婚式、礼拝所、理美容室、図書館、コミュニティセンター、ビンゴホール、映画館、ギャラリー等です。

 

いずれも2メートルの社会的距離を可能な限り維持することを推奨し、1メートルプラス(少なくとも1メートル)という距離は守るようにという条件です。人と人との接触の多い場面が想定される業種は保護用具(感染を拡げないための装備)を装着することも義務付けられます。

 

業務の再開が許可された業種においてもライブパフォーマンスや歌を歌うなどの行為はまだ禁止されたままです。

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ブリストルの教会の外壁

まだ再開が許可されていない業種は、ナイトクラブ、カジノ、ボーリング場、室内のスケートリンク、室内の遊技場、ジム、マッサージ、ネイルバー、タトゥースタジオ、プール等の混雑が予想される場所や直接人に触れる業種です。

こちらも再開の目処をなるべく早く立てられるように政府が検討中のようです。

 

英国全土でパブが閉鎖されたのが3月20日、全てが閉鎖されたのが3月23日。約3ヶ月間の見通しの立たない引きこもり生活でした。それでも英国では散歩も出来れば生活必需品は買い物に行くことも許可されていたので、おかっぱの周りには心の不健康を訴える人もおらず無事になんとか乗り越えられそうな兆しです。初めの1~2週間は少し心配になるような発言をする同僚もいましたが…。

 

おかっぱが展示をする予定だったギャラリーは狭いギャラリーなので、安全を重視して全ての施設が通常通りに機能する時期を見込んで展示を再開することにしたそうです。おかっぱが参加する予定の展示も秋口に延期になりました。

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ブリストルのパブ Tobacco factory 2020年 2月

おかっぱがアルバイトをしているパブは再開に向けてオンラインのトレーニングが配信されるようです。来週ミーティングが開催されるようですが全員を集めると人数が多くなるため3つのグループに別けるそうです。

ロックダウン前のパブはカウンターで全てを注文して飲み物はその場でサーブされ、食事はテーブルに運ばれる形式でしたが、全てがテーブルサービスに変わります。おかっぱが勤務するパブは日本で言うところのファミリーレストランのようなパブであり、子供が店内を走り回ることがよくありました。これは今まではどうする事も出来なかったのですが今後は着席しなくてはならないというルールが制定されました。

 

子供が駆け回る中、熱い皿を持って歩くのに比べたら随分平和な店内になりそうな予感がします。店の入口には店内の人数を管理するための人員が置かれ、ガーデンも見張り役が配置されます。

皆、仕事に戻れる喜びで一杯の様子ですが、過去と違うルールにしばらく戸惑いそうではあります。

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ブリストルの夜の街 2019年 夏

今日の首相の発表の後、パブの電話は予約の電話が殺到したようです。

 

ブリストルを含む英国の南西部はCovid 19の感染者が英国内では1番少ない地域ですが、英国全土の感染者はまだ1日1000人をようやく切ったところです。

まだ不安な要素は山ほどありますが、新しいルールや心がけに人々が少しずつ慣れていくしかないのでしょう。

さて、どうなる、ブリストル村…。

 

 

へば、まんず!

(秋田弁: それでは、この辺で!)