平和な場所へ
ロックダウンが始まってニュースを見たり読んだりする時間が以前より格段に長くなりました。
おかっぱは他国の爆発的なコロナウイルス感染拡大のニュースを見ながらいつかブリストル村にもその騒ぎはやって来るであろうと思ってはいました。いずれロックダウンもするであろうと何となく思っていましたのでそこまで驚くことはありませんでした。
この騒ぎが始まってから他国の動きをしばらく観察していましたが予想通りにブリストル村にもそれはやって来ました。イタリアの騒ぎから約2週間遅れと言われるロンドン。そしてそこからさらに1週間から2週間ほど遅れているかと思われるブリストル村。
みんながウイルスは遠い国のお話しと思って他人事だった頃からおかっぱはアジア人差別を若干恐れて大袈裟と笑われるほどの対策を施していました。
アジア人差別についての心配は全く不要でしたが、ロックダウンの直前にはその大袈裟と笑われた対策も誰にも笑われなくなりました。
故郷日本は無事だろうかと日本のニュースもインターネットを通して毎日読んでいます。
日本の現在の様子を読んでいると、3月の初め辺りに英国でウイルス感染者が90人を超え、封じ込めに失敗したとして次の段階に進んだ頃を思い出します。その頃は深刻に考えている人と自分には関係ない事だと考えている人との温度差がかなりありました。
そこからロックダウンに至るまではものすごい速度でした。約3週間ほどで英国全土がロックダウンです。イタリアが北部を閉鎖する際に南に移動した人々がウイルスを運んだと見られており、英国やフランスは地域的に閉鎖するのは逆効果であると判断したのでしょう。
日本は今全員が移動をやめたらまだ地方の感染者の少ない場所は被害が少なく済むかもしれません。
おかっぱは日本もこれから英国と同じようになってもおかしくない状況と思っています。ただ、大きな都市を封鎖して欲しいと願う人やそうするべきだと考える人が多数いるようですしここ数日のニュースの動きから考えると日本まるごとロックダウンは起こりそうな予感がしません。
よって、日本には英国と違うシナリオが用意されそうな予感がします。
ロックダウンにも良いことはあります。おかっぱは趣味程度にやっているイラストの仕事をここでかなり進めさせる事が出来そうです。そして大好きな絵は誰にも止められる事もなく一日中だって描くことができます。
靴を玄関で脱ぎ忘れる常習犯の相方も靴を脱ぐようになりました。
ロックダウンとはいえ、英国では1日1回の運動のための外出は許可されていますし庭に出る事も許されています。犬を飼っている人は犬の散歩もできます。おかっぱもなるべく1日1回の散歩に行っています。
おかっぱが以前から散歩でよく行っていた自然保護区は普段から滅多に人に会うことがなく、今でも平和なお散歩ルートです。
世界中が恐怖と不安に襲われる中、一人で静かに散歩できる平和な場所が明日もそこにある保証はありませんが…。
日本にいる家族や友人、日本だけではなく海外にいる親戚や友人、全員がこれを乗り越えて無事に再会できる日を楽しみにしているおかっぱです。
(写真はおかっぱのお散歩コースのひとつ、自然保護区から。)
へば、まんず!
(それでは、この辺で!)