おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

大通りが封鎖される事件

昨日、ブリストル村で事件が起こりました。

現場は以前住んでいたフラットから2~300メートル程の距離でしょうか。

 

事件が起こった時間、おかっぱはパブで呑気にアルバイトをしておりました。

時々窓の外を眺めては変わり続ける天気を堪能し、お客さんの話に耳を傾けていました。

 

夕飯をパブで食べようと入店してくる人々が次から次へと、ひどい渋滞だったと言います。

一緒に働く同僚も遅れてやって来ました。

 

おかっぱが以前住んでいたフラットのある通りが通行止めになっていたようです。大通りですのでそこが閉鎖された影響でパブのある大通りも渋滞したようです。

歩いた方が目的地に早く着くのではないかというほどの混雑ぶりでした。

 

派手な事故でもあったのかと思っていたら現場に居合わせた人が詳しく話してくれました。

どうやら傷害事件のようです。

 

おかっぱがいつも買い物で訪れていたショッピングセンターのすぐ目の前でした。その付近は駆けつけた警察によって封鎖されたようです。

被害者は3人、ナイフで刺されて病院に搬送され、犯人は捕まったそうです。

 

事件直後の現場を目撃した女性は孫2人を学校に迎えに行って帰るところだったそう。

 

その女性の孫2人がショックだったのではないかと思い、その付近には行っちゃダメだよと子供たちに言うと子供たちはこんなふうに人が倒れていた!と寝転がって見せてくれたりして意外に平気そうでした。子供はその恐怖心のなさが良い時もあるのですが、このような事件の場面では非常に危険です。

 

おかっぱもその付近はよく訪れるのですが、治安は非常に良く、夜に一人で歩いても問題のないような場所です。車や人の通りも多いです。

 

さらに今回起こった事件は昼間です。ちょうど子供たちが学校から帰る時間帯にそんな事が起こったので小さな子供のいる人々は特にショックを受けている様子でした。

 

どうも刺された人々は犯人とは関係のある人々ではないようです。始めは話を聞いてテロかと思いましたが、目撃した女性は薬物でもやっていたのではないかと推測していました。

 

ブリストル村にも若干治安の思わしくない場所はあるのですが今回の現場は治安が悪いとは微塵も思えないような場所です。

 

おかっぱが今住んでいる場所も現場から徒歩15分ほどの距離です。

 

長くこの地域に住んでいる人々はかなり動揺していたようです。様々な話が聞こえてきました。子供が刺されたとか、犯人は二人いて一人は逃げたとか、刑務所から逃げた男が犯行に及んだなど事実とは違うストーリーが人から人へ伝わる間に増えた模様です。

 

噂とは当てにならないものです。

 

秋田村の狭い範囲内で噂が拡がるのはインターネットよりも早いと時々思う事がありましたが、噂とは信憑性に欠けるものであり、インターネットと同様で人は「言いたいことを言いたいように言う」そして、「真実は見た人によって違ってくる」ものだと改めて思ったのでした。

 

今朝ニュースを読みながら伝達中に増えたと思われるストーリーを頭の中から削除し、人々の動揺とショックがどれほど大きかったのかを感じたおかっぱなのでした。

 

ニュースによると犯人はローラースケートを履いていたそうで被害者も生命にかかわるような怪我ではないようです。

しかし、なぜローラースケートを履いていたのでしょうね…。警察が犯人に事情聴取をして調査が進められているようです。


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※写真は現場となったショッピングセンターの裏手にある公園で撮ったものです。

 

へば、まんず!

(それでは、この辺で!)