静かな大都会
8月中に行われた政府の政策、Eat out help outは8月31日のバンクホリデーに無事終わりました。パブのマネージャーに有給をなるべく早く使ってくれと言われていたので、誕生日の週末に休みを2日取りました。
相方も有給を使うように言われたようでおかっぱの有給に合わせて休みを申請したのでした。
相方がせっかく休みだからブリストル村を出よう!と数日前に言い始め、行先をロンドンに決めたようでした。しかも、既に主要観光名所を巡るリストも作ってありました。相方はロンドンなんて嫌いだ!と普段から言っているのに不思議なチョイスです。
相方は、車はロンドンでは邪魔になると言い、あっという間に長距離バス(コーチ)や宿泊先の予約を済ませました。
ロンドンへ向かったのはおかっぱの誕生日の前日でした。
ブリストル村のバス乗り場へ二人分の荷物を詰めたスーツケースを引きずって行くと、普段よりも格段に人の少ないバス乗り場の入り口に警備員が立っていてマスクをしてから入るようにと指示を出し、全員が無駄に乗り場を移動しないようにするためか、乗り場を丁寧に説明してくれました。
バスの乗り場では熱を測定され、同じ家に住む人同士、隣り合わせに座れる席に座るように言われました。バスの片側が家族用、片側がひとり用になっていました。しかし、そのバスもほとんどが空席で、乗客全て合わせても10人も乗車していなかったと思われます。
大都会ロンドンへ向かうおかっぱは何だか突然不安になりました。こんな時に大都会へ行っても大丈夫なのだろうか…。
いざ到着してみると大都会ロンドンは、以前訪れた時よりも人が少なく、街中に2メートルの距離を守るように書かれており、歩道のあちこちに手指消毒用の「ハンドサニタイザーステーション」が設置されていました。
さすがに首都ですから、ブリストル村よりよりは人は多いのですが、主要駅のひとつである宿舎付近の駅も大して混雑している様子はありませんでした。ホテルに荷物を置いて歩いて行ける観光名所を数箇所訪れました。
ロンドンは警察官や警察の車両が多く、田舎者のおかっぱは、大都会ロンドンのわりに出歩く人は少ないし何か事件でもあったのだろうか…とおびえていました。途中、おかっぱが目的地までの道順を聞くために警察官に声をかけた際、相方が何故こんなに警察官が街中にいるのかとすかさず聞いていました。どうやらデモが予定されており、そのデモ隊が問題を起こさないように見守り、治安を維持するために出動しているようでした。
バッキンガム宮殿の周辺にはかなりの数の警察車両が並び、ライフルをいつでも使えるような状態で持っている警察官が沢山いました。
バッキンガム宮殿から相方作成の観光リストの通りに公園を抜けて次の観光地へ向かうと思われた我々でしたが、いざ公園へ到着するとおかっぱが様々な鳥たちやリスに夢中になり、数時間公園に滞在することに…。
かくして、相方作成の1日目の観光リストを制覇するためにその後急ぎ足で駆け抜けることになったおかっぱ一行。
日頃近場でも車で出かける相方は、おかっぱが時速10000マイルで歩くから足が痛いと不満を漏らし始めました。時速10000マイルとは超人です。
相方は足が痛いですし、時々雨も降り、これこそ裏切らない英国の天気という日でした。パブで時々雨やどりをしながら夜まで観光名所巡りが続きました。
おかっぱと相方のブリストル村脱出、ロンドン紀行。
次回に続く…。
ただいま工事中のビッグ・ベン
へば、まんず!
(秋田弁: それでは、この辺で!)