おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

日本の文房具

どうも、こんにちは。

昨夜、友人に誘われて相方と一緒に小さなパブに行きました。

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音楽の生演奏が聴けるパブで友人の旦那さんがDJをするということで聞きに行こうということに。

 

小さなパブでしたが9時近くなると動きが取れないほどの満員状態になりました。

 

偶然にもおかっぱの相方は友達に会い、年末に携帯電話が突然壊れてバックアップをしばらくとっていなかった相方はその友人の電話番号もなくなってしまっていたので電話番号を聞くことが出来たのでした。

 

その相方の友人はサックスを演奏する人で、昨夜はおかっぱの友人の義理の弟さんと一緒に演奏していたのでした。

 

さらには先日、タラコが食べたい衝動に駆られたおかっぱは魚屋さんにお願いして魚卵を買うことにしたのですが、その魚屋さんにも会いました。

 

イギリス、ブリストルはわりと大きい町ではありますが、狭い世の中です。

 

誘ってくれた友人は我々が到着してから1時間後くらいに到着し、ある人を紹介してくれました。

片腕がない漫画家さんです。

 

その漫画家さんは私にペンとノートを手渡してこのペンを使ってみなさいと言うのでした。

 

そのペンですがこれがなんとまあ書き心地の良いこと。ペンと呼ばれているものの、完全に筆でした。

しなやかな筆先、毛の弾力も非常によろしい。

 

驚いたおかっぱは、このペンは一体何なんだ?と暗い店内でスマートフォンの灯りを駆使してそのペンの正体を突き止めようとしました。

 

ペンに魅了されているおかっぱに気がついた漫画家さんはペンの名前を紙に書いて渡してくれました。

 

そこには「Pentel brush pen」と書かれていたのです。

ぺんてるですと!?日本のペンではないか…!

 

おかっぱが日本で愛用していた筆ぺんと似ていたのですが、それもそのはず。

同じメーカーで作られたものでした。

 

それまで店内の演奏を楽しんでいたおかっぱでしたがその瞬間、全ての音が聴こえなくなり、興味は全てペンに持っていかれてしまったのでした。

 

漫画家さんにどこで買えるのか聞き、思い当たる画材屋の名前を挙げて行くおかっぱ。

羅列した画材屋のうち買えそうな画材屋を丁寧に教えてくれた漫画家さんでしたが、しばらく2人でお絵描きコラボレーションしているうちに「そのペン持っていけよ」と言い始めたのでした。

 

カートリッジを交換したら毛が無くならない限りずっと使える優れもののペンを謎のおかっぱにくれた漫画家さん。

何故かまたどこかで会いそうな予感がしました。

 

相方を含めて周りにいた人々にもジャンルは違えど絵を描く者同士の言語ではない「何か」が通じた感が伝わったようでした。

 

しかしながら、日本から離れてもなお日本の何かに取りつかれたように反応してしまう自分の感覚を若干気味が悪いと思ったおかっぱなのでした。

 

へば、また〜!

(それでは、また〜!)