おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

イギリスの病院がわりとすごい!その2

どうも、おばんでございます!(どうも、こんばんは)

 

相方の手術の際に訪れたイギリスの病院に感動したおかっぱ。約4ヶ月前の事でした。

相方が手術したのはプライベートの病院でイギリスの医療制度、NHSの業務も行っている病院でした。

 

さて、この度おかっぱは検査のために1泊入院をする事になりました。その病院は完全なNHSの病院です。到着して部屋に案内されました。

イギリスの病院は全て個室なのでしょうか。おかっぱに与えられた部屋も当たり前のように個室でした。相方の部屋は広く、部屋にお風呂もありましたが私の部屋にはお風呂やトイレはなく、共同トイレとお風呂がフロアに何ヶ所か設置されていました。

それでも個室は1人には広すぎるくらいの広さです。

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椅子が2客置かれていてほかの部屋は面会のお友達や家族が訪れている入院患者さんもたくさん。

 

体重、血圧、体温などを測定し、待つこと数分、看護師さんが来て説明とアレルギーや病歴、宗教などの質問がありました。

アレルギーも宗教も食べれないものもないので最初の2食は勝手にメニューが決まっていました。

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最初のランチはロースト
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夜はチリポーク

朝はトーストとシリアルとデザートだけでしたので省略
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2日目のランチは前日の昼に自分で選んだコテージパイでした。

 

デザートにアイスクリームを出してくれました。アイスクリーム以外にもライスプディングやカスタードプディングなどもありました。

日本の病院に比べるとなかなか美味しい上に選ばせてもらえるので感動です。

 

初日は検査の準備ができてからしばらく待ち時間でした。ラウンジがあり、大きいテレビや絵の具、色鉛筆、工作できる紙やのりなどが置いてありました。ケアワーカーさんが一緒に絵を描いたりみんなとお話したりしてくれます。

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おかっぱもケアワーカーさんに誘われて一緒に色鉛筆でお絵描きをしました。

 

人見知りはしないタイプのおかっぱですが今回は痛〜い検査があると思っていたのでちょっとナーバスになっていたのを見破られたのでしょうか。

ケアワーカーさんや検査技師さんが気を使ってくれて和ませようとしてきます。

 

病棟には庭があって猫が遊びに来ていました。ほとんど住んでいそうな雰囲気です。

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なかなか人懐っこい猫でした。
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座ると膝に乗ります。
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上から見ると昔飼っていた猫にそっくりで嬉しくなりました。

 

仕事が終わってから来ると思っていた相方は待てど暮らせど来ないので不思議に思っていたら、面会時間が何時までか連絡が来ると思って待っていたそうです。

 

相方のお母さんは私が相方と一緒にいると信じて相方に電話をかけたら家にいたのであわてておかっぱに電話をかけてきました。使えない夫だから何かあったらいつでもお母さんに電話をしなさいと言われました(笑)

外国の病院に一人でいてさぞかし不安だろうと心配していました。

 

確かに血圧を測定したら普段よりかなり高かったのでそこそこ緊張していたのでしょう。

 

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様々な装置をつけられ、鼻にも管を入れられていたのであまり快適ではなかったのもあるかも知れませんが。

 

日本でこの検査をした時は身体にマシーンは巻き付けませんでした。点滴の袋をぶら下げるキャリーのようなものにマシーンが装着されていました。

 

イギリスの装置は完全一体型の装着をされ、まるでロボットになったような気分。

 

ケアワーカーさんはお茶を飲むか度々聞いてくれて持ってきてくれたりしました。看護師さんは処置や検査、患者さんのお薬などのお世話をしてケアワーカーさんがご飯を持ってきてくれたり患者さんの不安を取り除くようなお仕事をしているような雰囲気でした。

 

同じ病棟にいる患者さんもみなさん気さくでよく話しかけてくれました。

装着された装置について聞かれたり世間話をしました。ブリストルの人々はそもそもわりとフレンドリーなので同じ屋根の下に収容されているとなればさらに親近感がわく気持ちもわかります。

 

ちょうどラグビーのワールドカップが日本で開催されているとあって日本について興味津々なおじさま達。ラグビーに詳しくないおかっぱと他の女性にラグビーの詳しい解説をしてくれました。

半分くらいは頭に入っていませんでしたが。

 

1泊だけの入院でしたがみなさんとっても優しくしてくれました。

 

やらなくてはならないと思っていた痛ーい検査は日帰りでできるため今回はせずに済みました。

実際にはそこまで我慢できないほどの痛みではないのですが注射の針など何かされる時は一部始終を見届けたいタイプのおかっぱにとっては見えない場所に針を刺されるのはちょっとした恐怖です。

 

採血の針は1度だけ違う場所に刺されましたがおかっぱは慣れているので2回目で命中したのでホッとしました。

日本で入院した時、毎日注射を打たなくてはならず、1日で看護師さんが3回変わって合計9回指し間違えられた時があります。

それ以来、看護師さんに申し訳ないので先に謝っておくことにしています。見えにくい血管で申し訳ない…と。

 

イギリスの看護師さんはそれを言うと寝かせられたり血管が見えやすいように体勢を整えられたり、日本とはちょっと違う対応。

 

看護師さんに悪いのでこの持病以外はなるべく注射の必要な病にはかかりたくないのですが、病院は思った以上に快適で万が一入院しても数日ならウンザリせずに済みそうだな…と思ったおかっぱなのでした。

 

おかっぱはこの病院の検査にたどり着くまで約一年かかりましたが緊急度に応じては予約がもっと早く取れるようです。もちろん地域差はあるようですが。

 

そんな病院での宿泊体験でした。

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私が入院した病院は猫が住み着いていたのでとても癒されました。さらにはケアドッグという犬が週に一度病棟を訪れて希望すれば部屋まで来てくれるそうです。検査で会えなかったのですが。
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犬が来てくれる病院は日本ではなかなかお目にかからないのでイギリスの病院にまた感動したのでした。日本のようにすぐは診てはもらえませんが快適に過ごせるような工夫が日本とは違いますね。

 

へばまた!

(秋田弁 それではまた!)