イギリスの病院がわりとすごい!
どうも、お久しぶりです。
気まぐれ幽霊ブログのおかっぱです。
ギリシャのロドス島から帰った直後、相方が手術をしました。
しばらく手術の順番待ちをして、最初はそれ程酷くないと順番待ちに入れてもらえず順番待ちに入ってから約4ヵ月で予約が取れました。
イギリスのナショナルヘルスサービスには予約がなかなか取れないという問題もあるのですが意外とよく出来ているシステムだと思います。
まず、GPという近所の登録されている病院が窓口になっています。そこで診断され、必要があれば専門医に紹介される流れになっています。
おかっぱも謎の持病があり、日本で長年専門医に診てもらっていました。これもまずGPに日本から持ってきた紹介状(病状を説明したもの)を渡しました。特に病状が悪い訳では無いのですが念の為に専門医へ行くように勧められて大きな病院へ回されました。
イギリスのナショナルヘルスサービスのいい所はかかった病院同士で詳細が共有されるという所です。
大きな病院では専門医に会い、そこでさらなる専門医を紹介された訳ですがその内容がGPの医師も見られるシステムになっていました。
薬が重複することもなく、治療の方針も医療機関同士で共有されます。
おかっぱは日本でこの持病のため、引越しの際に専門医から小さな病院へ紹介されて行ったら徹底的に悪化してしまい、また専門医へ戻るという経験をした事があります。そのような事態はイギリスではまずないかと思われます。
日本の専門医の紹介状を尊重してそれに基づいた治療方針も設定されました。
専門医にたどり着くまでに予約がなかなか取れず約10ヵ月かかりましたがGPは予約が比較的取りやすいので何かあればGPの予約を取って行けばいいのでそれ程不安な待ち時間でもありませんでした。
急病の際は救急病院がありますのでそちらに行ったらいいかと思います。相方も一度行きましたが全く待ち時間もなく約1分待っての診察でした。この救急病院は地域によっては大変混雑している模様です。
近所のおばちゃんは旦那さんが痛いのも待つのも嫌いということですぐに病院に行けるようにプライベートの病院に行けるような保険に入っているそうです。
相方が手術をした病院はプライベートの病院でナショナルヘルスサービス(NHS)の業務も行っている病院でした。
部屋は個室でテレビがあり、各フロアに無料のコーヒーマシンがありました。紅茶やホットチョコレート、カフェラテなどがありました。
おかっぱは相方にコーヒーを運んで行きましたがそれを見ていた看護師さんにナースコールを押してくれたら持っていくからあなたは運ばなくていいのよ!と言われました。
カップを持ってウロウロされると邪魔なのでしょうか(^^;
手術の当日には終わるまで飲食ができなかった相方ですが、手術前にメニューを渡され手術後の食事を選びました。
前菜、メイン、デザートから好きなものを食べられるようでした。相方はメインとデザートだけ選んでいましたが、病院の食事としては信じられないようなステーキなどもメニューにありました。
おそらく基本はプライベートの病院だからでしょうね…。おかっぱも12月に検査の一日入院の予定があるのでどう違うのか見てみようと思います。
手術は1時間ほどで完了し、水を飲むように言われて水が渡され、少し経ってから食事が運ばれてきました。
相方は痛み止めが効いていたのか全く痛くないようで看護師さんに外に行きたいと言って叱られたりしながらも、看護師さんやお医者さんにジョークを言って笑わせてなんとか退屈をしのごうとしていました。
数時間の間に若いインターンの看護師さんはついに日常の愚痴を言いに来るようになりました(笑)誰にでも言うわけじゃないんだよ〜と言いながら…。
手術後3時間で看護師さんと医師によるチェックが行われ病院を出ることに。1泊くらい入院させてくれても良いのではないかと思いましたが痛くない間に帰れて良かったかも知れません(^^;
タクシーを呼ぼうとしたら相方がバス停まで歩くと言って聞かないので仕方なくバス停まで歩かせましたが、案の定、次の日から痛いと言ってほぼ寝たきりに。約1週間は不機嫌で全く話を聞かない相方でしたが徐々に回復。
おかっぱは1ヵ月後の診察で言うことを聞かなくてバス停まで歩いたんですよ…と先生に愚痴を言うことになりました。奥さんの言うことは聞きなさいねと笑われた相方なのでした。
様々な問題点を聞く機会の多いイギリスの医療制度ですが、おかっぱは無駄な薬も出されないし予約制で無駄な待ち時間もなく、わりといいシステムなのではないかと思うのです。
へば、また〜!
(秋田弁でそれではまた〜!)