おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

イギリスで具合が悪くなったらなんとす?

イギリスで具合悪ぐなったらなんとす?

(イギリスで具合が悪くなったらどうするか?)

 

これは例のナショナルインシュランスナンバーのインタビュー前に訪れた「歯が痛い事件」等の記録です。

 

到着して数週間で歯がとーっても痛くなりました(その後膀胱炎や風邪も)。

秋田村からブリストル村にやって来て初めての危機に遭遇。危機という程でもないんですが、イギリスの医療機関というのは予約が数週間待ちということはよくあるようで耳にする噂はあまり良くない事ばかりです。

 

どこか痛いから何とかして〜!今すぐ診察して!という訳にはいきません。

緊急時はA&E(accident and emergency)という救急病院がありますが、歯が痛くて直ぐに命の危険があるわけでもなく私は近所の歯医者さんに行きました。やはり2週間後の予約と言われたのでとても痛い!と多少大袈裟にゴネたら空いている時間がないか再度確認してくれて次の日の予約を入れてくれました。

主張しないとダメみたいです。

 

予約の際に奥の診察室から子供が大泣きする声が聞こえて恐怖を感じた私は、受付の女性に優しくしてくださいと歯医者さんにお願いしてくださいと依頼…。

歯医者さんよりも受付の女性に優しくされました(^^;(^^;(^^;

優しくされたついでに調子に乗ってゆっくりはっきり話してくださいというお願いも伝えてもらいました。

 

受付で渡された問診票に記入して当日持参。この際にNHSの番号が必要ですが、病院と違って診察代金がかかります。20ポンドくらいでした。治療費もそこそこかかります。世の中には歯科保険というものがあるようですが…。

 

イギリスでは初めての診察なので歯科検診から始まりました。レントゲンも撮りました。痛いから何とかして!とお願いしましたが、すでに被せもののある歯の辺りが痛かったので、歯医者さんが被せものを外して中が何でもなかったら戻すのにお金が結構かかって無駄になるので炎症を抑える薬を飲んで様子をみたらどうかと勧めてくれました。

 

処方箋をもらい、近くの薬局へ。薬を飲んでもその後数日は痛かったので薬をもらった薬局で市販の痛み止めも一緒に飲んでもいいか聞きました。歯肉の炎症ならマウスウォッシュでうがいもするといいとオススメのマウスウォッシュも購入しました。

こちらです。

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出されたお薬はamoxicillinというお薬でした。抗生物質のようです。歯医者さんに薬のアレルギーがないか聞かれました。

 

お薬はしばらく効き目が感じられず、このマウスウォッシュを試してからすぐに痛くなくなってきました。薬が効いてきたからなのかこのマウスウォッシュが効いたのかはどちらかわかりませんが、薬剤師さんのオススメなので効果はあるのかもしれません。

 

イギリスの医療制度は評判があまり良くないようですが、私は非常に合理的なシステムで無駄な薬も出されないのでそこまで悪くはないと思います…(悪くないと信じたいと言う方が正しいのか)。

 

 

GPと呼ばれる小さな病院でかかりつけ医(ホームドクター)に登録し、必要であれば専門医療機関を紹介されます。

私は持病があるので日本でのかかりつけ医に紹介状と持ち込み薬について書いてもらって持参しました。引越しの際に色々調べていたら3ヶ月以上分の処方薬を持ち込む際には証明書が必要とUK governmentのwebsiteに載っているのを発見。

 

私の薬は近所のGPで処方せんを出して貰えますが、念の為専門の病院のドクターに会って来たほうがいいとホームドクターにすすめられ大きい病院に紹介状を出されました。

3箇所の病院の候補があり、一番行きやすい病院をオンラインで予約しました。大きい病院は5ヶ月待ち!これは緊急時に突然予約しようとしても無理です。

 

ちょっとした風邪ならあたたかくしてよく休んで栄養のあるものを食べるか薬局でお薬を選んでもらって飲むのがいいかと思います。私はこの薬を飲みました。風邪ならビタミンがいいかと相方がみかんのようなフルーツを買ってきてくれました。

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膀胱炎もスーパーにお薬がありました。私の持病の薬は尿が出にくくなるという副作用があるらしく何度か膀胱炎になったことがあります。

膀胱炎はクランベリージュースを飲んでお腹を温めるといいそうです。市販薬とクランベリージュースで直ぐに良くなりました。

 

病気にならないのが一番ですが、具合が悪くなった時には薬剤師さんがお薬を選んでくれたり周りの人たちが民間療法のような裏技を知っていたりします。病院ですぐ診察してもらえないので皆さん色々知っているのですね( °_° )

昔イギリスに滞在した時にやけどをしたら油を塗れと言われたこともあります。その方は看護師さんでしたが、確かにすぐに冷やして油を塗ったらあとも残りませんでした。

いざとなったらとりあえず周りの人に聞いてみるといいとその時に学習したのでした。

 

イギリスの人々は具合が悪い人や怪我をしている人にとても優しいので優しく色々教えてくれるはず…。

 

そして、日本を離れる前に歯の治療やその他不調はできる限り治療を終えてから来るべきであったと反省をしたのであります。時既に遅し。

 

へば、また〜

(秋田弁で、それではまた!)