おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

脳天気な夜型人間

どうも、こんにちは!

 

子供の頃から寝付きの悪いおかっぱですが、検査の一泊入院でその全容が明らかになりました。

以前も日本の病院でさんざん調べたことではありましたが、イギリスに引越す際に日本の主治医が書いた手紙を持ってきたらイギリスでも専門医が必要と判断されて病院送りになりました。

 

眠れなくても死にはしないとお気楽に暮らしていたおかっぱですが、眠れないということは結構「異常」な事らしいです。

確かに、眠いのに眠れないのは辛いといえば辛い。

朝方、新聞配達のバイクの音が聞こえると寝ていないのにもう朝か…。今から寝たら遅すぎる!とお茶などいれ始めて貫徹の覚悟を決める事が幾度となくありました。

それまで寝ようと努力していた時間も完全に無駄だったとガッカリもします。

 

とはいえ、寝れなくとも死ぬ訳では無いと意外と気楽にしているおかっぱでして、お得な点としては普段からそんな感じなので時差がかなりある場所へ海外旅行に行っても時差ぼけに悩まされることは珍しいのです。

 

さて、検査結果ですが、睡眠が68パーセントしか取れていませんでした…と医者に暗い表情で言い渡されました。

半分以上も寝れていたら完璧ではないですが悪くもないのではなかろうか…と思いましたが、例え10時間寝たとしても6.8時間しか寝ていないという事ですから損した感じではあります。

 

睡眠中に4-5回起きるのは普通らしいのですが、おかっぱは検査入院で41回起きていたそうで、朝起きた時も普段と全く変わりのない不愉快な朝でした。

 

低血圧だから朝が弱いのは仕方ないと思っていたのですが原因は低血圧ではなく睡眠の質でした。

 

イギリスに引越して来て初めて仲良くしてくれた中年のご夫婦の奥様も長年不眠に悩まされていて同じ検査をして複数の睡眠クリニックに送られたものの何も解決することはなく、今もよく眠れないのだそう。

おかっぱの職場の上司も実は不眠症らしく、毎日のように昨日はよく眠れなかったと言っています。

 

そこでこの2人は私がこの検査の後にもらった薬に興味津々でした。もう飲んだ?どうだった?と処方箋が届く前からおかっぱの人体実験の結果を心待ちにしていました。

 

結果、この薬を飲もうとも変わることはなく以前と同じ不愉快な朝を毎日過ごし、この2人も私と同じような薬をもらったところで解決することは無いと感じたようです。

おかっぱの場合、日本の主治医はこの不眠の問題よりも起きている間の脳波の異常を問題視していたため、不眠問題を解消するための治療は行われていませんでした。

 

実際、日本にいる時は眠れないという事を口にしたところで忙しくて眠れないような人々に「寝ない自慢」なんかをされて問題と思わずに済む環境でもありました。

 

ところが、ここブリストルに来てその展開は大きく変わることになりました。

検査で不眠症という問題だけがみつかり、日本で何度となく検査をして原因の解らなかった脳波の異常が検査でごく僅か(問題視するまでもない程度)しか出てこなかったのです。

 

この検査を実施した主治医は睡眠障害専門の脳神経医であり、研究者でもあるのでその脳波の異常が見つからなかったことはおそらく研究者としては残念なことだったかもしれません。

 

しかし、おかっぱにとっては今まで問題とも考えていなかったことに真剣に向き合うべき時が来たように感じており、これを期に真剣に睡眠について考えようと思うきっかけになったのでした。

 

そういえば、英語で夜型人間の事をNight owlと言い、朝型の事はEarly birdと言いますが、今のところ早朝にさわやかに歌を歌う鳥の姿を自分に重ねるとはイメージすらわきません。

 

不眠症と言い渡されても私は子供の頃から夜型(Night owl)なのです!と言ったほど…。

f:id:Nanashinookappa:20200106004307j:image

 

今のところ頑張ったらEarly birdは難しくともAfternoon something(午後の何か)くらいにはなれるでしょうかね。

 

へば、また!(秋田弁:それではまた!)