おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

植物の戦闘態勢

我が家に昨年やってきた植物たち。その全てが英国の暗い冬を生き抜くために戦っています。我が家に来てすぐに様子がおかしくなったアジアンタムは茶色になった葉を少しずつ切り落とし、現在は我が家に来てから生えた葉のみになりつつあります。

 

ややハゲておりますが、水をよく弾き元気そうです。暖房を入れているため湿度が気になっていましたが、クリスマスにアロマディフューザーをもらったのでそれをオイルを入れずに稼働させています。

 

アジアンタムに霧吹きはほとんどしませんが、湿度計を見てみると霧吹きをしたところで湿度が上がるのは一瞬だけです。

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アジアンタムは難しい植物というイメージでしたが、環境さえ合っていたらそんなに気難しい植物でもないのかも知れません。明るい日陰を好むと書いてありましたが、英国の冬を侮ってはいけないような気がしました。

 

直射日光が運良く(運悪く?)当たっても週に1度、あるいは10日に1度、しかもほんの3時間くらいです。初めは窓から離して置いてありましたが、勇気を出して窓際に置くことにしました。

窓辺でも全く動じず、それどころか窓に向かって伸びる戦士ぶりを発揮しています。

 

直射日光が嫌いな植物という前情報のあった他の植物もやや南向きの西の窓際でも今のところ元気そうです。

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園芸素人ですからインターネットであれこれ調べ、よく言われる育てかたを試し、英国と同じかそれ以下と思われる日照時間の地域に住んでいる園芸愛好家の意見を探し出して参考にしました。

 

温度湿度計で家を空けている間も温度と湿度が記録されているのですが、ここのところ早朝からかなり気温が下がり、窓辺に置いたままにしておくのが心配になりました。窓の近くは外気の影響を受けやすいようです。
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以前外履きを収納するために使っていた簡易的な棚を再び組み立て、日没後はまとめてそこに置こうとセットしてみました。窓辺の棚や窓枠の下を植物に占領され、掃除の鬼である相方は不服そうでしたがこの棚には満足のようです。

おかっぱは朝に非常に弱く、植物が再び窓辺の戦場に移動されるのは早朝ではないというところがミソのようです。相方にとっては鬱陶しい存在のように思われた植物達ですが、散歩も必要なくエサ代もかからず、獣医さんにお金もかからない優等生である、さらには切り花のように短い命ではない(おかっぱが殺さない限り…)と言い続けていたら呪文にかかってきました。

 

先日、車のタイヤに空気を入れるコンプレッサーを買いにホームセンターに行ったところ、見るからに放置されて覇気を失った数個の鉢に半額のシールが貼ってありました。

園芸素人は弱った植物を積極的に持ち帰る気はなく、調子の良さそうな鉢を見ていたのですが、相方が一鉢レスキューしてあげたらいいと言うのでした。

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案外おかっぱの新しい趣味を気に入っているのではないか!良いでは無いか!!よし、一鉢連れて帰ろうではないか!

かくして園芸素人おかっぱは、まるでプロの園芸家にでもなったかのように調子に乗りました。半額の鉢に虫や深刻そうな病気などないか調べ、その中から一鉢レスキューすることに…。この間も大丈夫だろうか…すぐにお亡くなりになるのではあるまいか…と若干怯えていたのは相方は全く知りません。

 

さて、レスキューとなるか、とどめを刺す事になるのか…。このロックダウンが終わる頃には何かしらの変化があるでしょう。

 

わりと初期に我が家にやってきたカラテアはインターネットで調べ、カラテアルイーザエではないかと素人なりに納得しています。これを読んでこれは違う!!と言うプロが出てきてくれないかと淡い期待を胸に、素人園芸愛好家の冒険は続きます。

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へば、まんず!

(秋田弁: それでは、この辺で!)