おら、イギリスさ行くだ

田舎からイギリスのブリストルに引越しました。

盛り上がりすぎるクリスマス

おばんでございます。

(秋田弁:こんばんは)

 

去年に引き続き、クリスマスがやって来ました。

去年と何ら変わりのないクリスマスですがまだ2回目のおかっぱにとっては新鮮なクリスマスです。

本来は神聖なクリスマスなのでしょうが、狂ったようなクリスマスの騒ぎにすっかり乗せられてしまうおかっぱです。

 

クリスマスの朝食は去年と同じクリスマスソース(ホリデーソースとも呼ばれていました)が乗せられたイングリッシュマフィンが登場。

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相方に温泉卵のような半熟卵が乗った食べ物をよく食べさせていたらエッグベネディクトの代わりにそれを乗せようと言い始めたので温泉卵を大量に作るおかっぱ。

コショウとタバスコをかけている家族がいたので真似したらこれがまた美味しい!
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朝食が終わり、ディナーの準備に取りかかる相方の妹のパートナー(メインシェフ)。

その周りをハイエナのようにうろつくおかっぱ。
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ローストビーフはガーリックやハーブを周りにコーティングする事でパサパサにならずにジューシーに仕上がるのだそう。
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ディナーテーブルもセットされ、プレゼントがツリーの麓に並べられています。
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相方の妹宅のワンコもクリスマスのおもちゃが与えられていました。

徐々に集まり始める家族。

全員が揃ったところでプレゼントが配られ、子供から大人まで全員がプレゼントを受け取ります。

 

我が家は12月に入るとクリスマスリストを全員が作り、家族間で回覧します。

欲しいものリストを作って準備したものから消されていきます。

 

おかっぱもたくさんのプレゼントを貰いました。

クリスマスにこんなにたくさんプレゼントを貰うことは人生初めてで去年のクリスマスはかなりの衝撃でした。

今年もやはりまだまだその衝撃は薄れませんでした。

 

3時くらいに前菜はスープとエビのカクテルサラダどちらがいいかシェフが全員に聞いて周り、4時近くなって着席。

 

ディナーが始まりました。

ディナーの前には全員が腕を交差させてクリスマスクラッカーを引っ張り合って鳴らします。

 

中にはジョークのクイズが入っていて全員で読み上げて答えます。

 

何が面白いのか全くわからないジョークのオンパレード。これは語学か文化の壁なのかと思っていたらイギリス人の相方の家族にも面白いジョークは稀なようでした。

 

イギリスのスーパーなどに売っているペンギンチョコレートというものにもチョコレートの個包装にジョークが書いてあり、面白いというよりはくだらない冗談が書いてあります。

くだらない!!と苦笑いするようにできているのでしょう。

 

そのジョークを一日中考えて企画を通す担当者のことを考えるとなかなか過酷な仕事のように感じますが…。

 

さて、全員が待ちに待ったクリスマスディナー。

我が家ではターキーを中心にスプラウト、ガモンステーキ、ローストビーフ、にんじんやパースニップやポテトのローストを大皿から好きなだけ自分の皿に取り分けるスタイルです。

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ピッグスインブランケッツ(Pigs in blankets)というポークソーセージがベーコンに巻かれたものもクリスマスの定番の食べ物として用意されていましたが、おかっぱは去年食べてそこまで好きでもなかったので今回は食べませんでした。
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去年と同様、散々食べて胃に余白が全くなくなり、デザートまでたどり着かずにクリスマスケーキの味を今年も知ることなく終わりました。
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たくさん用意されていたチーズも気になるものはあれど全くお腹がすかず到達できず。

 

宴は日付が変わるまで続き、家族がみんな大好きなQUEENが流れると全員で大合唱。

若者の世代が流し始めた流行りの音楽についていけずに私と義理の叔母はQUEEN再び!と若者と交渉することに。

 

おかっぱは普段はそれはそれは暗い音楽を聴いているので全くパーティー向けではありません。

QUEENやローリング・ストーンズなんかを家族のパーティーで聴くと普段いかに暗い音楽を聴いているかと身に染みて感じるのでした。

 

そんな騒ぎの最中、おかっぱの叔父からクリスマスのメッセージも届きました。日本にいるおかっぱの家族は基本代々続く仏教なのですが、この叔父はクリスチャンで現在クロアチアにいる模様。

相方の家族はクリスマスを盛大に祝うものの教会に通う家族はおらず、叔父から来たメッセージはこちらの騒ぎをよそに神聖な雰囲気のあるメッセージでした。

 

12月25日、クリスマスデーが終わっても去年と同様にまだクリスマスの騒ぎは続きます。

12月26日はボクシングデーという休日です。元は教会が貧しい人々のために募った寄付の箱を開ける日だったようです。箱の意味のBoxですね。

25日、クリスマスの日に働かなければならない人がお休みを取る日でもあったようです。

 

去年のクリスマスの経験では、人々のクリスマスの騒ぎが正式に落ち着くのは元旦…。

日付が変わって新年になると非情なほどの落ち着きをみせるイギリスのクリスマス騒ぎ。

 

クリスマスの本番はまだ始まったばかりですが、今年も無事に終わりを迎えられそうです。

 

へば、また!

(秋田弁:それではまた!)